賃貸向けセサミスマートロック徹底解説!原状回復は?

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賃貸に住んでいると、「玄関の鍵をスマートロックにしたいな」と思っても、工事が必要だったり、退去時の原状回復がどうなるか心配で諦めてしまいがちですよね。

そんな中、「セサミスマートロック」は賃貸でも使えると人気ですが、実際のところ取り付けは簡単なのか、本当に傷や跡を残さずに済むのか、気になっている方も多いと思います。僕も導入前は、具体的な使い方やデメリット、実際に使った人の口コミや評判をかなり調べましたし、後悔したくない一心でスイッチボットとの比較や、セサミ5とProの違いについても徹底的にチェックしました。

この記事では、そんな賃貸住まいの僕の視点から、セサミスマートロックを賃貸で導入する前に知っておきたい全ての情報を、わかりやすく解説していきます!

記事のポイント

  • セサミが賃貸物件に最適な理由と原状回復のポイント
  • セサミ5とPro、SwitchBotロックとの違いを比較
  • 具体的な取り付け方法と便利な使い方
  • 導入前に知っておきたいデメリットや注意点

セサミスマートロックが賃貸に最適な理由【原状回復OK】

僕がスマートロックを検討する上で最も重視したのが、もちろん「賃貸で使えるか(原状回復できるか)」です。セサミシリーズがなぜ賃貸住まいの人々に選ばれているのか、その核心的な理由を見ていきましょう。

工事不要!「貼り付けるだけ」の簡単設置

セサミの最大の魅力は、なんといっても工事が一切不要である点です。

既存のドアのサムターン(内側の鍵のつまみ)の上から、本体を強力な3M(スリーエム)製の両面テープで「貼り付ける」だけ。ドアに穴を開けたり、鍵のシリンダー自体を交換したりする必要がありません。これは、賃貸物件の契約で固く禁じられている「物件への加工」をせずに済むということで、僕らにとっては非常に重要なポイントです。

本体も世界最小・最軽量クラスと非常にコンパクトなので、ドアのデザインを大きく損なわないのも嬉しいところです。

退去時も安心!原状回復の具体的な方法(マグネット活用術)

「両面テープって、剥がすときに跡が残ったり、ドアの塗装が剥げたりしない?」という心配、すごくよく分かります。僕もそこが一番の懸念でした。

確かに、付属の3Mテープは非常に強力なので、剥がす際にはドライヤーで温めながら、ビニール紐や釣り糸などを使ってゆっくりと剥がす作業が必要です。これを怠ると、原状回復費用を請求されるリスクもゼロではありません。

そこで、僕が強く推奨したいのが、別売りの「超強力マグネット」を使った設置方法です。リンクジャパンとのコラボモデル(SESAME 5 Pro)では専用磁石が採用されていますが、マグネット自体は数百円から数千円程度で別途購入も可能です。

ドアが金属製(多くのマンションの玄関ドアは金属製です)であれば、この方法が使えます。

賃貸なら「マグネット設置」が最強の選択肢
  • 粘着跡が一切残らない
  • 設置位置の微調整が何度でも可能
  • 退去時は文字通り「剥がすだけ」で原状回復完了

両面テープの不安から解放されるので、賃貸でセサミを使うなら、まず自宅のドアに磁石がくっつくか試してみることをおすすめします。

99%の鍵に対応?特殊な鍵でも諦めないで

「うちの鍵、ちょっと形が変わってるんだけど…」という場合でも、セサミは高い対応力を誇ります。

日本国内のほとんどのサムターン(99%以上に対応とされています)に設置できるよう、様々な形状に対応するアダプターが付属しています。本体がコンパクトなこともあり、設置スペースが狭いドアでも取り付けられるケースが多いです。

それでも対応できない特殊な形状の場合、セサミはなんと「オーダーメイドアダプター」の作成サービスを提供しています(有料:600円)。自宅の鍵の写真をメールで送るだけで、3Dプリンターで専用のアダプターを作ってくれるという手厚いサポートです。

<strong>YUTO</strong>
YUTO

この柔軟な対応力こそが、セサミが多くの賃貸物件で選ばれている理由の一つだと感じます。諦める前に、一度公式サイトで対応状況を確認してみる価値は十分にあります。

セサミのラインナップ比較!どれを選ぶべき?

セサミには「SESAME 5」と「SESAME 5 Pro」という主なラインナップがあります。さらに、よく比較対象となる「SwitchBotロック」とも迷うところですよね。僕も悩んだこの3つの違いを、賃貸ユーザー目線で比較してみます。

セサミ5 vs セサミ5 Pro:耐久性と静音性がカギ

結論から言うと、基本的なスマートロック機能(アプリ操作、オートロック、Apple Watch対応など)はどちらも同じです。大きな違いは「モーターの耐久性」と「動作音」にあります。

比較項目SESAME 5 (通常モデル)SESAME 5 Pro (プロモデル)
価格 (目安)約6,480円約10,780円
モーターブラシモーターブラシレスモーター
耐久性 (目安)約5万回 (家庭用として十分)100万回以上 (高頻度・商業用)
動作音標準的より静音性が高い
電池寿命 (目安)約500日約1年以上

Proモデルは、高耐久なブラシレスモーターを搭載しており、動作音がより滑らかで静かです。オフィスや店舗など開閉頻度が非常に高い場所向けですが、夜間の静かな時間帯に家族を起こしたくない、といったニーズがある場合はProを選ぶ価値があります。

ただ、正直なところ、一般的な賃貸での個人利用であれば、価格の安い「SESAME 5」の通常モデルで機能も耐久性も十分だと僕は思います。約500日という電池持ちも優秀ですよね。

競合比較:セサミとSwitchBotロック、賃貸ならどっち?

スマートロック選びで最後までライバルになるのが「SwitchBotロック」です。どちらも工事不要で賃貸向きですが、強みが異なります。

セサミがおすすめな人

  • 圧倒的なコストパフォーマンスを求める人
  • Apple Watchでの操作をメインにしたい人
  • 指紋認証やICカード(セサミタッチ)など、解錠方法のオプションを安価に追加したい人

SwitchBotロックがおすすめな人

  • すでにSwitchBot製品(カーテンやハブミニなど)を使っていて、連携させたい人
  • バッテリーが充電式(交換式)の方が好ましい人
  • 取り付けの無段階調整など、より高い適応性を求める人

僕の結論としては、「スマートロック単体で安く導入したい、Apple Watchで使いたい」ならセサミ、「他のスマート家電と連携させて自動化したい」ならSwitchBot、という棲み分けかなと感じています。

賃貸で実践!セサミスマートロックの使い方と設定

「取り付けが簡単」とは言っても、実際にどれくらいの手間がかかるのか気になりますよね。僕が試した際の基本的な流れと、便利な機能を紹介します。

30分で完了?取り付けから初期設定までの流れ

本当に簡単で、機械が苦手な方でも30分もあれば完了できると思います。

初期設定までの流れ
  • STEP 1
    事前確認

    自宅のサムターンの形状や、ドア枠との距離(干渉しないか)を公式サイトでチェックします。

  • STEP 2
    取付準備

    ドアの貼り付け面をきれいに拭き、油分やホコリを取り除きます。

  • STEP 3
    本体設置

    (マグネットまたは)両面テープで本体をドアに貼り付けます。両手で30秒ほど強く押し付けて圧着するのがコツです。

  • STEP 4
    アプリ設定

    専用アプリをスマホにインストールし、付属のQRコードを読み込んでペアリングします。

  • STEP 5
    角度登録

    アプリの指示に従って「施錠した位置」と「解錠した位置」を登録すれば、すぐに使えます!

<strong>YUTO</strong>
YUTO

驚くほどあっけないですが、これだけでスマホが玄関の鍵になります。

アプリの基本操作と便利な機能(オートロック・手ぶら解錠)

セサミが便利なのは、単にスマホで鍵が開け閉めできるだけではありません。

  • オートロック機能:

    これが本当に便利です。「鍵、閉めたっけ?」という不安がゼロになります。ドアが閉まってから「3秒後」から「1時間後」まで、好きな時間を設定して自動で施錠してくれます。

  • 手ぶら解錠機能:

    GPSとBluetoothを利用し、自分が自宅に近づくと自動で鍵を解錠してくれる機能です。買い物帰りで両手がふさがっている時に、ドアの前に立つだけで「ガチャ」と開くのは、想像以上に快適でした。

鍵のシェア機能で家族や友人もラクラク入室

物理的な合鍵と違って、鍵の管理がデータでできるのもスマートロックの強みです。

家族はもちろん、一時的に友人が家に来る時なども、アプリからQRコードを送るだけで「一時的な合鍵」を発行できます。時間指定(例:日曜の13時〜15時だけ有効)や権限の管理(解錠のみ可能など)もできるので、セキュリティ面でも安心です。

導入前に知りたいセサミのデメリットと注意点

もちろん、導入して「最高!」と思うことばかりではありません。賃貸で使う上で「これは知っておくべきだった」と感じた注意点も正直にお伝えします。

オートロックの罠?オープンセンサーの必要性

非常に便利なオートロック機能ですが、セサミ本体だけでは「ドアが開いているか閉まっているか」を判別できません。

どういうことかというと、例えば「設定時間:10秒後」にしていると、ドアを開けっ放しにして荷物を運び入れている最中でも、10秒経てば容赦なく「ガチャッ」と施錠されてしまいます(開いたまま施錠される)。

「開閉センサー」の導入も検討しよう

この問題を解決するのが、別売りの「オープンセンサー」です。これを導入すると、「ドアが物理的に閉まったこと」を検知してからオートロックが作動するようになります。

うっかり締め出されるリスクを減らしたい場合は、このセンサーもセットで導入することをおすすめします。

遠隔操作には「Hub3」が必須(Wi-Fi環境の注意点)

セサミ本体とスマホの接続は「Bluetooth」です。そのため、家の外(Wi-Fiや4G/5G環境)から鍵の状態を確認したり、施錠・解錠したりするには、別売りの「Wi-Fiモジュール(Hub3)」が必要になります。

「外出先から鍵の閉め忘れを確認したい」「遠隔で友人のために鍵を開けたい」という場合は、Hub3(約2,000円〜3,000円程度)の購入が必須です。

なお、このHub3をセットアップする際は、基本的に2.4GHz帯のWi-Fi接続が必要になります。最近のルーターに多い5GHz帯のみのWi-Fi環境では接続できない可能性があるので、自宅のWi-Fi環境を事前に確認しておきましょう。

バッテリーや通信の安定性に関する口コミ

セサミは電池で動作するため、当然ながら電池切れのリスクがあります。とはいえ、電池寿命は約500日と長く、アプリで残量も確認できるので、急に使えなくなるリスクは低いです。また、万が一の際は物理的な鍵でも開けられるので、締め出されることはありません。

通信の安定性については、「手ぶら解錠がたまに失敗する」「反応が遅い時がある」といった口コミも一部見られます。これはBluetoothの特性上、スマホ側の設定や周囲の電波環境にも左右されるようです。僕の環境では今のところ快適に使えていますが、こうした可能性もあることは知っておくと良いでしょう。

まとめ:セサミは賃貸スマートホーム化の第一歩に最適

今回は、賃貸物件でセサミスマートロックを導入する際のポイントを徹底的に解説しました。

セサミ導入のベストプラクティス
  1. まずは「SESAME 5 (通常モデル)」でコストを抑えて導入する。
  2. 設置は両面テープではなく「超強力マグネット(別売)」を使い、原状回復リスクをゼロにする。
  3. 外出先からの操作が必要なら「Hub3」を追加する。
  4. オートロックの精度を上げたければ「オープンセンサー」を追加する。

セサミスマートロックは、工事不要で原状回復も容易、かつ低コストで導入できる、まさに賃貸住まいの僕らにとって最適なスマートロックの一つだと断言できます。

鍵を取り出す手間から解放される生活は、一度体験すると戻れないほど快適です。この記事が、あなたのスマートホーム化の第一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです!

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