賃貸物件のトイレって、どうしても設備が古かったり壁紙や床のデザインが微妙だったりして、なかなか自分好みの空間にするのが難しいですよね。毎日使う場所だからこそおしゃれで快適な空間にしたいけれど、退去時の原状回復のことを考えると壁に穴を開けるわけにもいかないし、本格的なリフォームはお金がかかりすぎるという悩みを持つ方は多いはずです。
実は僕も以前は、殺風景で狭いユニットバスのトイレに悩んでいました。でも諦める必要はありません。ダイソーやセリアといった100均ショップで手に入るリメイクシートや突っ張り棒などのアイテムをうまく活用すれば、低予算でも賃貸のトイレを劇的におしゃれにDIYすることが可能です。タンクレス風のアレンジや収納棚の増設、床や壁の模様替えなど、初心者でも簡単に挑戦できるアイデアや実例はたくさんあります。
この記事では、原状回復を前提とした安心な施工方法と、100均グッズだけで実現する高見えテクニックを余すことなく紹介していきます。
記事のポイント
- 予算を抑えながら100均アイテムだけでトイレをおしゃれに変身させる具体的な手順
- 賃貸でも安心して施工できる原状回復可能な床や壁のリメイクテクニック
- 狭いトイレでもスペースを有効活用できる突っ張り棒を使った収納アイデア
- 初心者でも失敗しないための正確なサイズ測定と準備のポイント
100均グッズで賃貸トイレをDIYする方法
最近の100円ショップのアイテムは本当にクオリティが高く、DIY初心者の方でも扱いやすいものが揃っています。ここでは、賃貸にお住まいの方でも安心して取り組める、100均グッズをメインに使ったトイレの改装テクニックを紹介します。まずは大掛かりに見えて意外と簡単なタンクレス風DIYや、空間の印象を一気に変える床や壁のリメイク方法から見ていきましょう。
100均でタンクレス風トイレを作る手順
トイレのタンク部分を隠す「タンクレス風DIY」は、生活感を一気に消しておしゃれなカフェのような雰囲気を作れる人気のアレンジです。一見難しそうに見えますが、実は100均の材料だけで骨組みから仕上げまで行うことができます。
基本となるのは「突っ張り棒」と「カラーボード(またはプラダン)」、そして表面を飾る「リメイクシート」です。まずはタンクの両サイドと手前に突っ張り棒を設置して土台を作ります。そこに、サイズに合わせてカットしたカラーボードを貼り付けていくだけです。
- 突っ張り棒(タンクの幅や高さに合わせて数本)
- カラーボードまたはプラスチックダンボール(骨組みのカバー用)
- リメイクシート(木目調やタイル柄などお好みで)
- 突っ張り棒用の棚受け(安定させるためにあると便利)
ポイントは、レバー部分に手が入る用の穴を開けておくことと、メンテナンスしやすいように天板部分を取り外せるようにしておくことです。これなら数千円もかけずに、憧れのタンクレストイレ風の見た目が手に入りますよ。
リメイクシートで床をおしゃれに変える
トイレの印象を大きく左右するのが「床」のデザインです。賃貸特有の古いクッションフロアの色味が気に入らない場合は、その上から100均のリメイクシートを貼るのがおすすめです。
ダイソーやセリアには、フローリング調やテラコッタタイル風、ヘリンボーン柄など、デザイン性の高いシートが豊富にあります。トイレの床は便器の曲線部分が難しいと思われがちですが、新聞紙や広告チラシで型紙を作ってからシートをカットすれば、隙間なくきれいに貼ることができます。
床に直接リメイクシートを貼ると、剥がす際に元の床材を傷めたり糊が残ったりする可能性があります。必ず「貼ってはがせるタイプ」を選ぶか、先にマスキングテープを床全体に貼って保護してから、その上にリメイクシートを貼るようにしましょう。
原状回復できる壁の装飾アイデア
壁紙全体を張り替えるのは大変ですが、腰壁風に下半分だけリメイクシートを貼ったり、アクセントクロスのように一面だけ色を変えたりするだけで、トイレの雰囲気はガラリと変わります。
ここでも活躍するのがマスキングテープです。幅広のマスキングテープ(インテリア用マステ)を使えば、壁を傷つけずにストライプ柄や無地の色付き壁に変更できます。また、100均で売っている軽量な「クッションレンガシート」をポイント使いするのも立体的でおしゃれです。
壁を飾る際は、圧迫感が出ないように明るめの色を選ぶのがコツです。特に窓のないトイレの場合、白やパステルカラーをベースにすると清潔感のある空間になります。
失敗しないためのサイズ測定と準備
DIYで最も重要なのは、材料を買う前の「採寸」です。特にトイレは狭く、配管やタンクの形状が複雑なため、感覚だけで材料を買うと失敗のもとになります。
メジャーを使って、以下のポイントをミリ単位で正確に測りましょう。
| 測定箇所 | チェックポイント |
|---|---|
| タンク周り | 高さ、幅、奥行きだけでなく、レバーや配管の位置も記録 |
| 床の面積 | 便器の曲線部分の形状、ドアの開閉に干渉しないか |
| 設置スペース | 突っ張り棒を設置する壁の強度や幅 |
測定した寸法をメモした紙を持って100均に行けば、必要な突っ張り棒の長さやリメイクシートの枚数を間違えずに購入できます。「これくらいだろう」という予測は禁物です。
クッションフロアで雰囲気を一新する
もし100均のリメイクシートでは質感が物足りない場合や、つなぎ目のない美しい仕上がりを目指すなら、ホームセンターなどで売られている「クッションフロア(CF)」を使うのも一つの手です。100均アイテムではありませんが、数百円〜千円程度で切り売りされていることも多く、コストパフォーマンスは非常に高いです。
クッションフロアは水に強く掃除もしやすいため、衛生面でもメリットがあります。100均のリメイクシートで型取りの練習をしてから、本番でクッションフロアに挑戦するというステップアップも良いでしょう。
100均で賃貸トイレをDIYする収納と装飾
トイレが狭くて収納がない、というのも賃貸あるあるですよね。でも、床に物を置くと掃除が大変ですし、清潔感も損なわれます。ここでは、100均グッズを使って「浮かせる収納」を作り、機能的かつおしゃれな空間にするアイデアを紹介します。
突っ張り棒で簡単に棚を作るアイデア
トイレの上部空間は、実は最大の収納デッドスペースです。ここに突っ張り棒を2本平行に渡し、その上にワイヤーネットや専用の棚板(これらも100均で入手可能)を乗せるだけで、立派な収納棚が完成します。
トイレットペーパーのストックや生理用品など、かさばるものを高い位置に収納することで、足元が広くなり掃除もしやすくなります。見た目が気になる場合は、突っ張り棒の手前にカフェカーテンを通せば目隠しにもなります。
トイレットペーパーホルダーの自作
備え付けのトイレットペーパーホルダーがプラスチック製で味気ない…と感じるなら、少し工夫してみましょう。完全に交換するのはネジ穴の問題で難しい場合が多いですが、「既存のホルダーに被せる」形のDIYなら簡単です。
例えば、セリアなどで売っている木製の板とL字型のアイアンバー、あるいはブックエンドを組み合わせる方法があります。既存のホルダーの隙間にブックエンドを差し込み、強力両面テープで木板を固定すれば、スマホが置けるおしゃれなウッドシェルフ付きホルダーに早変わりします。
最近はトイレにスマホを持ち込む方も多いですよね。ちょっとした棚があるだけで利便性が格段に上がります。100均の木材にオイルステイン(塗料)を塗ると、ヴィンテージ風の高見えアイテムになりますよ。
浮かせる収納で掃除を楽にする技
トイレブラシやゴミ箱(サニタリーボックス)を床に直置きしていると、掃除機をかけるたびに持ち上げる必要があり面倒です。これらも100均アイテムで浮かせてしまいましょう。
タンクの横や壁面に「フィルムフック(貼ってはがせるタイプ)」を取り付け、そこにブラシケースを吊るします。また、ゴミ箱の代わりに、中身が見えないクラフトバッグなどをフックに掛けて使い捨てにするのも衛生的でおすすめです。床に物が何もない状態を作ると、トイレが広く見える効果もあります。
可愛い小物でインテリアを飾るコツ
機能的なDIYができたら、最後は装飾で彩りを加えましょう。100均にはおしゃれなフェイクグリーンやフォトフレームがたくさんあります。
飾る際のコツは「色味を統一すること」です。例えば、「ホワイト×木目×グリーン」の3色に絞ると、ごちゃごちゃせず洗練されたナチュラルな雰囲気になります。また、消臭スプレーや洗剤のボトルなど、生活感が出るパッケージのものは、リメイクシートを貼ったり専用のボトルカバーを付けたりして隠すのが鉄則です。
生活感を隠すタンク周りの目隠し
タンクレス風にするのが少しハードルが高いと感じる場合は、部分的な目隠しだけでも十分効果があります。タンクの上の手洗い管周辺に、フェイクグリーン(アイビーなど垂れ下がるタイプ)を巻き付けるだけでも無機質な印象が和らぎます。
また、タンクの側面の配管が見えて気になる場合は、突っ張り棒を縦に設置して、お気に入りの布を垂らすだけでもOKです。これなら5分で完了しますし、汚れたら布を洗濯するだけなので管理も楽ちんです。
賃貸トイレDIYは100均で手軽に実現
賃貸のトイレDIYは、100均アイテムを活用することで、低コストかつ原状回復可能な方法で楽しむことができます。最初から完璧を目指さなくても、まずは「突っ張り棚を作ってみる」「床にリメイクシートを貼ってみる」といった小さな一歩から始めてみてはいかがでしょうか。
自分で手を加えた空間は愛着が湧き、毎日のトイレタイムが少し特別なものになります。ぜひ、この記事を参考に、あなただけの素敵なトイレスペースを作ってみてくださいね。
本記事で紹介したDIY方法は一般的な例であり、物件の構造や契約内容によっては実施できない場合があります。壁紙や床材への施工は、退去時の原状回復トラブルを避けるため、必ず目立たない場所でテストを行ってください。また、最終的な判断と施工は自己責任で行い、不安な場合は管理会社等へ事前にご相談ください。


