賃貸物件でも工事不要で導入できるスマートロックは、今や生活を便利にする必須アイテムになりつつありますね。その中でも特に人気が高いのがスイッチボットとセサミですが、いざ購入しようとすると、どっちを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
僕も最初は価格や機能の違い、設置方法について詳しく調べて比較するのに苦労しました。この記事では、それぞれの特徴やメリットを実際の使用感を交えながら詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
記事のポイント
- スイッチボットとセサミの価格差とコストパフォーマンスの違い
- Apple Watchや指紋認証など日々の使い勝手の比較
- バッテリー持ちや維持費から見る長期的な運用コスト
- 賃貸住宅での設置しやすさとスマートホーム連携のポイント
性能面でスイッチボットとセサミを徹底比較
スマートロックを選ぶ際、まずは基本となるスペックや性能の違いを理解しておくことが大切です。ここでは、スイッチボット(SwitchBot)とセサミ(Sesame)の最新モデルを中心に、価格、認証機能、操作性など、ユーザーが気になるポイントを項目別に詳しく比較していきます。
価格とコスパはセサミが圧倒的に安い
まず最初に誰もが気になるのが価格設定ですが、結論から言うとセサミのコストパフォーマンスは圧倒的です。
Sesame 5の本体価格は数千円台から購入可能で、SwitchBot Lockの標準的なモデルと比較すると、約半額近いコストで導入できる計算になります。「とりあえずスマートロックを試してみたい」という方にとって、この初期費用の安さは非常に大きな魅力だと言えるでしょう。
Sesame 5は本体価格が非常に安く設定されていますが、機能面で大きく劣るわけではありません。むしろ、モーターの反応速度や基本的なロック機能においては非常に高い水準を誇っています。
一方で、SwitchBot製品は本体価格こそセサミより高めですが、その分、本体の質感が金属的で高級感があったり、付属品が充実していたりと、価格なりの満足感を提供してくれます。ただ、純粋に「安くスマートロックを導入したい」という一点においては、セサミに軍配が上がるのが現状です。
さらに、遠隔操作に必要なハブ(Wi-Fiモジュール)の価格も考慮する必要があります。SwitchBotは「ハブミニ」や「ハブ2」など多機能なハブが用意されていますが、セサミも専用のWi-Fiモジュールが安価に手に入ります。

トータルコストで見ても、やはりセサミの方がお財布に優しい選択肢と言えそうです。
指紋認証と顔認証の使い勝手を検証
毎日の生活で鍵を開ける際、スマホを取り出さずに解錠できる機能は本当に便利です。ここで重要になるのが、指紋認証や顔認証といった生体認証の対応状況です。
SwitchBotの大きな強みは、「指紋認証パッド」の完成度が非常に高い点にあります。別売りの指紋認証パッドをドアの外側に設置すれば、指を置くだけで1秒かからずに解錠できます。

これが本当に便利で、荷物で手が塞がっている時などは最強のソリューションだと感じています。
SwitchBotの最新モデル(Lock Ultraなど)やセット商品では、さらに進化した指紋認証や顔認証パッドも展開されています。家族全員で鍵を持たずに生活したい場合、SwitchBotのエコシステムは非常に強力です。
対するセサミも、「SESAME Touch」や「SESAME Touch Pro」というオプション製品を追加することで指紋認証に対応可能です。こちらも反応速度は良好で、SwitchBotに引けを取りません。ただし、SwitchBotの方が製品ラインナップとして「指紋認証パッドとのセット運用」を強く推奨している印象があり、アプリ設定や連携の面でややスムーズに感じる場面がありました。
顔認証については、SwitchBotの上位機種対応パッドなどで利用可能ですが、セサミでも開発が進んでいます。どちらも生体認証による「キーレス生活」は実現可能ですが、家族全員で指紋認証を使いたいなら、設定や管理がしやすいSwitchBotがやや有利かもしれません。
Apple Watchでの操作性と反応
iPhoneユーザーでApple Watchを持っている方にとって、時計での解錠は重要な比較ポイントですよね。僕もApple Watchユーザーなので、ここの使い勝手にはこだわっています。
Apple Watchでの操作性に関しては、セサミ(Sesame)の方が一歩リードしている印象です。セサミはApple Watchのコンプリケーション機能に標準対応しており、文字盤に配置したアイコンをタップするだけで素早く解錠できます。アプリの立ち上がりや反応速度も非常にキビキビしています。
SwitchBotもApple Watchに対応していますが、ショートカット機能などを駆使する必要があったり、操作時に確認画面が出たりと、ワンタップでの解錠までに少し手間がかかることがあります(※アップデートで改善される場合もあります)。
SwitchBotでApple Watchからスムーズに解錠するには、ショートカットアプリの設定など少し工夫が必要な場合があります。手軽にサクサク使いたいなら、セサミの操作感の方がストレスが少ないかもしれません。
特に「手ぶら解錠」機能と合わせて、ポケットにスマホを入れたままApple Watchでサッと開ける体験は、セサミの大きなメリットと言えます。
バッテリー寿命と維持費の違い
スマートロックは電池で動くため、バッテリー交換の手間やランニングコストも見逃せません。
バッテリー性能に関しては、Sesame 5の圧倒的な電池持ちが光ります。メーカー公称値でもSwitchBot Lockと比較して非常に長い稼働時間を謳っており、実際のユーザーレビューでも「全然電池が減らない」という声が多く聞かれます。Sesame 5 Proなどの上位モデルではさらに大容量の電池に対応しており、交換頻度を年単位で減らすことが可能です。
SwitchBot Lockも通常使用で半年〜1年程度は持ちますが、オートロック機能を頻繁に使ったり、モーターの負荷が高い鍵で使用したりすると、消耗が早くなる傾向があります。
維持費の観点では、使用する電池の種類も重要です。両者とも一般的に「CR123A」リチウム電池を使用しますが、セサミは少ない本数で長く稼働する効率の良さがあります。

「電池交換の手間を極限まで減らしたい」というズボラな僕のようなタイプには、セサミのタフさは非常に魅力的です…!
ハブなしでの機能制限と遠隔操作
スマートロック単体(ハブなし)で使用する場合と、ハブを導入してWi-Fi接続する場合の違いについても理解しておきましょう。
基本的に、SwitchBotもセサミも本体のみではBluetooth接続による近距離操作に限られます。つまり、家のドアの前まで行ってスマホで解錠することはできますが、外出先から鍵の状態を確認したり、友人のために遠隔で鍵を開けたりすることはできません。
遠隔操作やスマートスピーカー(AlexaやGoogle Home)との連携を行うには、それぞれの専用ハブが必要です。
- SwitchBot: 「SwitchBot ハブミニ」や「ハブ2」が必要。これらはスマートリモコンとしても使えるため、テレビやエアコンの操作もまとめて管理できるのが巨大なメリットです。
- Sesame:「Wi-Fiモジュール」や「Sesame Hub 3」が必要。こちらはスマートロックの接続に特化していますが、最近はMatter対応などで拡張性を広げています。
もし、将来的に家中の家電をスマートホーム化したいと考えているなら、ハブの汎用性が高いSwitchBotを選んでおくと、後々の拡張がスムーズになります。
スイッチボットとセサミの比較から選ぶ最適解
性能の違いが見えてきたところで、実際に賃貸物件などで導入する際にどちらを選ぶべきか、具体的なシチュエーションやニーズに合わせて解説していきます。
賃貸でも可能な後付け設置方法
賃貸物件にお住まいの方にとって一番心配なのが、「ドアを傷つけずに設置できるか」という点ですよね。安心してください、SwitchBotもセサミも、基本的には強力な両面テープでの後付け設置に対応しており、工事は不要です。
設置のしやすさについては、以下の点に注目です。
- SwitchBot Lock: 本体がやや大きめですが、土台のアタッチメントが調整しやすく、しっかり固定できる安心感があります。デザインも整っており、見栄えが良いです。
- Sesame 5: 本体が非常にコンパクトで軽量です。設置スペースが狭いドアや、サムターン(鍵のつまみ)の形状が特殊な場合でも、別売りのアダプターが豊富で対応力が高いです。
もしご自宅の鍵が特殊な形状をしている場合、セサミの方が3Dプリンターで作られた特殊アダプターの提供など、細かい対応策が充実している傾向があります。
退去時のことを考えると、どちらも「跡が残らない両面テープ」を使用するか、取り外し時にドライヤーで温めて慎重に剥がすなどの工夫が必要ですが、賃貸での導入ハードルはどちらも非常に低いと言えます。
両製品の併用やスマートホーム連携
「SwitchBotのカーテンを使っているから、ロックもSwitchBotにすべき?」「安いセサミとSwitchBotハブは一緒に使えるの?」といった疑問もよくあります。
結論として、アプリを一つにまとめたいならブランドを統一するのが鉄則です。SwitchBot製品(カーテン、温湿度計、ロボット掃除機など)を既に持っている、あるいはこれから揃えたいなら、SwitchBot Lockを選ぶことで、「外出時に鍵を閉めたら、電気とエアコンを消して掃除機を動かす」といったオートメーションが一つのアプリで完結します。
一方、セサミとSwitchBotは直接的な互換性がありません。それぞれ別のアプリで管理する必要があります。ただし、最近話題の「Matter(マター)」という規格に対応したハブを使えば、iPhoneの「ホーム」アプリなどで一括管理できる可能性はありますが、設定がやや複雑になることがあります。
もし、工夫してこの2つを組み合わせて使ってみたいという方は、以下の記事を参考にしてください。
シンプルに管理したいなら、「スマートホーム全体をSwitchBotで統一」するか、「鍵だけはコスパ重視でセサミ(アプリは別)」と割り切るかの二択になるでしょう。
実際の反応速度やラグをチェック
毎日使うものだからこそ、スマホで操作してから実際に鍵が回るまでの「ラグ(遅延)」はストレスの原因になります。
Bluetooth接続(ドアの前での操作)に関しては、Sesame 5の反応速度が驚くほど速いです。アプリのボタンを押した瞬間に「ウィーン」と回る感覚は、一度体験すると病みつきになります。「Always Connect」という技術により、接続待ちのイライラが極限まで減らされています。
SwitchBotも決して遅くはありませんが、セサミと比較すると、接続確立までに数秒の「間」を感じることがたまにあります(※環境によります)。また、Wi-Fi経由での遠隔操作の場合、どちらもサーバーを経由するため数秒のラグは発生しますが、実用範囲内です。
「ポケットからスマホを出して即解錠」というスピード感を最優先するなら、セサミの反応速度は非常に魅力的です。
故障リスクとメーカーサポート
機械である以上、故障のリスクはゼロではありません。特に鍵が開かなくなるトラブルは死活問題です。
SwitchBotは大手メーカーとして製品の品質管理が安定しており、サポート体制もしっかりしています。ファームウェアのアップデートも頻繁に行われ、不具合修正や機能改善が続けられています。
セサミ(CANDY HOUSE)も、ユーザーとの距離が近いサポートが特徴です。SNSやメールでの問い合わせ対応が丁寧で、万が一のアダプター不適合などにも柔軟に対応してくれる印象があります。製品自体も構造がシンプルで耐久性が高い(特にProモデル)ですが、アプリの不具合などが稀に報告されることもあります。

どちらを選ぶにしても、「必ず物理鍵(普通の鍵)は持ち歩く」というリスク管理は忘れないでください。締め出し防止のため、これは鉄則です!
スイッチボットとセサミの比較まとめ
最後に、これまでの比較をふまえて、それぞれの製品がどのような人におすすめかをまとめます。
| 項目 | SwitchBot Lock | Sesame 5 |
|---|---|---|
| おすすめな人 | スマートホーム化を進めたい人家族で指紋認証を使いたい人 | コスパ重視で安く導入したい人Apple Watch活用派の人 |
| 価格 | やや高めだが高級感あり | 圧倒的に安い |
| 強み | 家電連携・統一アプリ | 電池持ち・反応速度 |
- SwitchBot Lockがおすすめな人
- Sesame(セサミ)がおすすめな人
僕自身の結論としては、「家全体をスマート化したいならSwitchBot、鍵機能単体のコスパと性能を追求するならセサミ」という選び方が最適解だと感じています。
あなたのライフスタイルに合ったスマートロックを選んで、快適なキーレス生活をスタートさせてくださいね!



