スマートホームデバイスのおすすめを調べると、本当にたくさんの種類が出てきて悩みますよね。スマートスピーカーやスマートリモコン、スマートロックなど、どれから買えばいいのか、そもそも今住んでいる賃貸で使えるのか、セキュリティは大丈夫なのか、具体的な選び方が分からないと不安になる方も多いと思います。SwitchBotやGoogle、Amazonなどメーカーも多く、新生活を機に導入したいけれど、結局どれが「買ってよかった」と心から思えるデバイスなのか、迷ってしまいますよね。
実は僕も、スマートホーム化に踏み出すまでは同じ悩みを抱えていました。特に賃貸住まいだと「工事が必要かも」「退去時が面倒そう」といったハードルを感じがちです。
でも、安心してください。2025年の最新デバイスは、驚くほど簡単に、工事不要で設置できるものが主流です。この記事では、賃貸住宅に住む僕が実際に試したり調べたりした経験から、2025年現在の最新情報に基づいた「賃貸でも安心して使えるおすすめスマートホームデバイス」を徹底的に解説します。
記事のポイント
- 2025年のデバイス選びで最も重要なポイント
- 賃貸でも安心して使えるおすすめデバイスの具体的な機種
- 目的や予算に合わせた最適なスターターセット
- 主要メーカー(SwitchBotやNature Remoなど)の特徴
2025年スマートホームデバイス選びの重要ポイント
2025年にスマートホームデバイスを選ぶ上で、絶対に知っておくべき2つの大きなポイントがあります。それは「賃貸でも使えるか(工事不要)」と「Matter(マター)に対応しているか」です。これを知っているだけで、デバイス選びの失敗が劇的に減りますよ。
賃貸でも安心!工事不要デバイスの選び方
僕たち賃貸ユーザーにとって、最大の関心事は「原状回復」ですよね。スマートホーム化のために壁に穴を開けたり、特殊な工事をしたりするのは現実的ではありません。
しかし、最近のデバイスは本当によくできています。
- スマートロック:ドアのサムターン(つまみ)に、強力な両面テープで貼り付けるタイプ
- スマート照明:既存の電球と交換するだけの「電球タイプ」
- スマートリモコン:コンセントに挿すだけ、またはテーブルに置くだけのタイプ
- センサー類:両面テープやマグネットで貼り付けるタイプ
このように、ほとんどの主要デバイスは「後付け」を前提に設計されています。SwitchBot ロック Proなどは、まさに賃貸のために作られたような製品で、退去時にはキレイに取り外せます。この「工事不要」の視点を持つことが、賃貸スマートホーム成功の第一歩です。
最大の変化!統一規格「Matter(マター)」とは?
「Matter(マター)」という言葉、最近よく耳にしませんか?
これは、スマートホーム業界における「標準語」のようなものです。今までは、A社のスピーカーとB社の照明がうまく連携できない、といった「メーカーの壁」がありました。
しかし、Matter対応デバイスなら、メーカーが違っても「Matter対応」という共通言語で会話できるようになり、連携がとてもスムーズになります。
2025年現在、SwitchBotやAqara、Philips Hueなど多くのメーカーがMatter対応製品を続々と発表しています。今からデバイスを選ぶなら、可能な限り「Matter対応」と書かれた製品を選ぶことを強くおすすめします。
【賃貸OK】目的別おすすめスマートホームデバイス
では、具体的に「何から買えばいいの?」という疑問にお答えします。僕の経験上、以下の4つのカテゴリーから、自分の目的に合わせて選ぶのがおすすめです。もちろん、すべて賃貸で使える製品を厳選しました。
① スマートホームの中核(スマートスピーカー)
スマートホームの「脳」であり「入口」となるのがスマートスピーカーです。「アレクサ、電気をつけて」といった音声操作は、スマートホームの便利さを最も実感できる瞬間です。
Amazon Echo Pop (エコーポップ)
日本市場で最も普及しているAlexa(アレクサ)を搭載したスピーカーです。僕も愛用していますが、とにかく価格が安い(セール時なら3,000円台も)のに、音声認識精度が非常に高いのが特徴です。
SwitchBot製品との相性が抜群で、スマートホーム化の第一歩としてこれ以上ない選択肢だと思います。まずはこれを1台導入して、音声操作の世界を体験してみてください。
② 既存家電を自動化(スマートリモコン)
「今あるエアコンやテレビをスマート化したい」という場合に必須なのが、スマートリモコンです。これ1台で、赤外線リモコン付きの家電をすべてスマホや音声で操作できるようになります。
SwitchBot ハブ2
これは単なるスマートリモコンではありません。スマートリモコン、温湿度計、スマートボタン、そしてMatter対応ハブの機能が1台に詰まっています。
「室温が28度になったらエアコンをON」といった自動化が簡単に組めますし、何よりMatterに対応しているため、将来的な拡張性が抜群に高いのが魅力です。価格は少し高め(約9,980円)ですが、機能性を考えれば納得の選択です。
もし「まずは赤外線リモコン機能だけでいい」という場合は、Nature Remo mini 2(約6,480円)や、さらに低価格なNature Remo nano(約4,980円)も良い選択肢です。特にRemo nanoは低価格ながらMatterに対応しており、入門機として優秀です。
③ 鍵のストレスから解放(スマートロック)
「鍵、閉めたっけ?」という不安や、カバンから鍵を探す手間から解放されたいなら、スマートロックが断然おすすめです。賃貸でも使える後付けタイプが主流です。
SwitchBot ロック Pro
これは、まさに賃貸ユーザーのために開発されたと言っても過言ではないスマートロックです。僕も導入を検討している製品の筆頭です。
最大の特徴は、工事不要で、今あるドアのサムターン(つまみ)に被せて強力な粘着テープで固定するだけという手軽さ。市販のサムターンの約99%に対応可能で、バッテリー寿命も長いのが魅力です。
別売りの「指紋認証パッド」と組み合わせれば、指紋、パスワード、NFCカード、スマホ、Apple Watchなど、15種類以上の方法で鍵を開けられるようになります。「鍵を持たない生活」は、想像以上に快適ですよ。
スマートロックは非常に便利ですが、万が一のバッテリー切れや不具合に備える必要はあります。SwitchBot ロック Proはバッテリー残量低下を通知してくれますが、物理的な鍵も持ち歩くか、安全な場所に保管しておくことをおすすめします。また、設置前には必ず公式サイトで、ご自宅のドアの形状に対応しているかを確認してください。
④ 雰囲気を自動化(スマート照明・センサー)
生活の質(QOL)をもう一段階上げたいなら、照明とセンサーの導入がおすすめです。
Philips Hue (フィリップス ヒュー) スマート電球
スマート照明の王道とも言える製品です。既存の電球と交換するだけで設置が完了します。1600万色から好きな色を選んだり、時間帯に合わせて色温度(白い光・暖かい光)を自動で変えたりできます。
「朝はスッキリした白い光で目覚め、夜はリラックスできる暖かい光で過ごす」といった、生活シーンに合わせた環境カスタマイズが可能です。もちろんMatterにも対応しています。
SwitchBot 人感センサー / 開閉センサー
これらはスマートホーム自動化の「引き金(トリガー)」となるデバイスです。
- 人感センサー:「トイレに入ったら照明と換気扇をON」
- 開閉センサー:「玄関のドアが開いたら、スマートロックを自動で施錠する」
どちらも約3,000円程度と手頃な価格で、「人が何かをしなくても、家が自動で動いてくれる」という体験ができます。これらも両面テープで貼り付けるだけなので、賃貸でも全く問題ありません。
【初心者向け】おすすめスターターセット(予算別)
「いろいろ紹介されたけど、結局どれを組み合わせればいいの?」という方のために、僕がおすすめする予算別のスターターセットをご紹介します。
最小構成セット(総額約9,000円)
まずはスマートホームの便利さを体験してみたい、という方向けのセットです。
| デバイス | 価格目安 |
|---|---|
| Amazon Echo Pop(スマートスピーカー) | 約4,000円 |
| Nature Remo nano(スマートリモコン) | 約4,980円 |
| 合計 | 約8,980円 |
この組み合わせで、「アレクサ、エアコンつけて」「アレクサ、テレビ消して」といった音声による家電操作が実現できます。どちらもMatterに対応(※Echo PopのMatter対応は順次拡大中)しており、将来性も最低限確保できます。
※価格は2025年11月時点の一般的な目安であり、セールなどによって変動します。あくまで参考程度にお考えください。
充実セット(総額約28,000円)
キーレス生活と家電の自動化まで一気に実現したい、満足度の高いセットです。
| デバイス | 価格目安 |
|---|---|
| SwitchBot ハブ2(多機能リモコン) | 約9,980円 |
| SwitchBot ロック Pro(スマートロック) | 約17,980円 |
| 合計 | 約27,960円 |
このセットで、赤外線家電の一元管理と、スマートロックによるキーレス生活が両方手に入ります。SwitchBot ハブ2にはスマートスピーカー機能はありませんが、内蔵のスマートボタンやスマホアプリからロックの施解錠や家電操作が可能です。後からEcho Popなどを買い足すだけで、音声操作にもすぐに対応できます。
まとめ:賃貸こそスマートホームデバイスを活用しよう
2025年最新のおすすめスマートホームデバイスについて、賃貸の視点から解説しました。
かつては「持ち家じゃないと難しい」と思われがちだったスマートホームですが、今はSwitchBotに代表される「後付け・工事不要」のデバイスと、「Matter」という統一規格の登場によって、賃貸ユーザーにとってこそ導入しやすい環境が整っています。
まずは「スマートスピーカー」と「スマートリモコン」から始めて、今ある家電をスマート化するだけでも、生活の便利さは格段に向上します。

この記事を参考に、あなたの賃貸生活をより快適にする第一歩を踏み出していただけたら嬉しいです!


